2024/10/04

「体重が重いと椎間板ヘルニアになりやすい、、」

もしかしてあなたもそんなことを聞かれたことがあるかもしれません。

今日はその情報が本当に正しいのかどうかお伝えしていきたいと思います。

先にお伝えすると、ヘルニアに関しても腰痛に関しても肥満は影響を及ぼす可能性があります。

 

肥満はなぜ椎間板ヘルニアになりやすいのか?

 

肥満というのは身体にあまり良くないというのが一般的な考え方だと思います。

しかしそれが椎間板ヘルニアにまで影響してくるのが果たして本当なのか疑問に思われる方もおられると思います。

肥満がヘルニアに与える影響を今から説明していきたいと思います。

 

肥満から椎間板ヘルニアになる流れ

肥満というのは体重が一般的な方と比べて重い状態です。

それではその重さは何で支えているのかご存知でしょうか。

それは骨が支えています。

背骨や骨盤、太ももの骨、足の骨が支えてくれている訳です。

背骨にかかる負担が増えれば自ずと背骨のクッションの役割をしている椎間板にかかる負担というのも増える訳です。

そうなると徐々に椎間板というのはすり減っていきます。

そして椎間板にかかる圧が増えると、椎間板の中身である髄核が飛び出しやすい状態が出来上がるという訳です。

もちろん肥満だからといって全ての方がヘルニアになる訳ではありません。

可能性が高くなるということです。

 

 

実際にどれ位の圧力が椎間板にかかるのか

仰向けで寝ている状態を1としたら、立っている状態で4の圧力が椎間板にはかかっています。

体重が60kgの人は100kgの重さが加わっています。

それが中腰の姿勢で物を持ち上げたりすると寝ている時の20倍の圧力がかかってきます。

体重が1kg増えれば立っている時で4kgの重さが余計にかかってきます。

 

肥満が椎間板ヘルニアに与えるもう一つの影響

もう一つ肥満になるとヘルニアに影響を与えることがあります。

それはお腹が出っ張ることによる、反り腰の状態です。

反り腰とは腰が後ろに反った状態のことを言います。

この状態になると背骨の背中側に常に圧力がかかることになります。これが長時間続くと圧力がかかっている部分だけ椎間板がすり減ってしまい、そこから中身が飛び出します。

椎間板ヘルニアの出来上がりです。

肥満には姿勢の面でも悪い影響があるということです。

 

椎間板ヘルニアの原因になる肥満の解消法

肥満が椎間板ヘルニアに悪影響を与えることは分かられたかと思います。

肥満を解消したい。

そんな思いを持たれる方もおられると思うので、痩せ方をお伝えします。

言わなくても分かっておられると思いますが、方法はこれしかありません。

食事を制限するか運動をするかです。

これ以外に方法はありません。どちらも出来れば良いですが、片方だけでも効果は期待出来ます。

食事は最近流行っている低糖質ダイエットを行ってもらえれば大丈夫です。難しく考えずにタンパク質を摂取する様にいいだけです。

運動は継続出来るものにしましょう。続かなければ全く意味がないので気をつけて下さい。

 

まとめ

肥満は椎間板ヘルニアの原因になります。

それは椎間板にかかる負担の増加・お腹が出っ張ることによる反り腰の姿勢。

この二つが主たる原因です。

全ての方が確実になるという訳ではありませんが確率が高まるということです。

将来椎間板ヘルニアになりたくない方で今肥満気味の方は、なる前にしっかりと予防していくことが大切です。

 

 

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