脊柱管狭窄症とアルコールの関係性【京都在住のあなたへ】
京都市北区、慢性腰痛・膝痛専門の等持院駅前整体院の塚田です。
今日もブログを読んで頂き本当にありがとうございます。
今日のテーマは
「脊柱管狭窄症とアルコールの関係性」
となっています。
このブログを読んで頂くことで脊柱管狭窄症の方がアルコールを飲んで良いのか!?
もし飲むならどれ位が適量かが分かります。
この記事の目次
脊柱管狭窄症の症状がある方がアルコールを飲んでも大丈夫なのか!?
脊柱管狭窄症と診断されたらアルコールは飲んではいけないのでしょうか??
病院の先生には、飲酒はダメだときつく言われているかもしれません。
しかしながら、アルコールを飲むことが必ずしも症状を悪化させてしまうかといえば そうではありません。
適量の飲酒ならそこまで問題にはなりません。
といっても過度な飲酒は症状を悪化させます。そこは守らないといけません。
なので脊柱管狭窄症と診断されたからといって一生飲酒出来ない訳ではないので安心して下さいね。
その理由をお話していきます。
脊柱管狭窄症とは何なのか!?
アルコールとの関係性をお話していく前に簡単に脊柱管狭窄症のことについて書いていきます。
脊柱管狭窄症とは、その名の通り脊髄の通り道である脊柱管が狭窄されてしまっている状態です。
原因は加齢による背骨の変形や、使い過ぎによる靱帯の肥厚などで脊柱管の幅がどんどん狭くなっていきます。
その結果脊髄神経を圧迫してしまい、様々な症状が出てきます。
神経が圧迫される場所で症状は変わってきますが代表的なものは腰や足の痛みや痺れ、歩けなくなったり、ひどくなると膀胱障害にまで発展してしまい手術になります。
なのでなめてはいけない疾患です。
アルコールが身体にもたらす変化
アルコールを飲むと身体に起こる変化を考えていきましょう。
アルコールを飲むとまずは胃の中で身体に吸収され出して、小腸で最も吸収されます。
吸収されたアルコールは肝臓で分解されアセトアルデヒドという物質を生成します。
このアセトアルデヒドという物質が厄介で、二日酔いや頭痛の原因になります。
アルコールは血管から脳へと送られて様々な影響を身体にもたらします。酔ったという感覚を与えます。アルコールを飲んで楽しいという感情(多幸感)が湧き上がるのもその影響です。
小脳にも働きかけて運動中枢を麻痺させる効果もあります。
適量の飲酒の場合良い面としては血液の流れを良くして悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増加してくれます。
動脈硬化や虚血性心疾患のリスクを下げる効果も発表されています。
悪い面としては飲み過ぎると脳の細胞を破壊したり、ガンになるリスクを増加させます。
アルコールを飲み過ぎた場合の危険性
アルコールは適量を飲むのが絶対条件ですが、もし飲み過ぎた場合の危険性もお伝えしておきます。
・肝臓の機能障害(最悪の場合肝硬変・肝臓ガン)
・脳の細胞を破壊する
・頭痛や吐き気がずっと続く
・アルコール依存症になる
この様なリスクがあります。
脊柱管狭窄症に関わらず飲酒はし過ぎると身体に悪影響しか与えません。
飲み過ぎて良いことなんて何一つない訳です。
脊柱管狭窄症の人はどれ位ならアルコールを摂取しても大丈夫か!?
それでは脊柱管狭窄症の症状がある方はどれ位までならアルコールを摂取しても良いのでしょうか。
まず一つ重要な条件が存在します。
痛みが強い日は絶対に飲まないで下さい。
飲んでも良い日は、脊柱管狭窄症の痛みがないかほぼない日です。
痛みがある時というのは、患部に炎症が起きている可能性が大です。
そんな時に血液の流れを良くしてしまうと、血流に乗って炎症物質が広がってしまい痛みが余計に強くなってしまいます。
お酒を飲むと感覚が鈍感になってしまうので、一瞬治ったかの様に錯覚してしまいます。その結果無理に身体を動かしてしまい余計に痛みが強くなることが多々あります。
そこも注意しないといけません。
しかし悪い点ばかりではありません。
適量を守りお酒を飲む利点は血液の流れが良くなることです。体温も上がり筋肉のかたさがやわらぎます。筋肉のかたさがましになると痛みや痺れが改善します。
お酒の適量は
ビールなら500ml
日本酒なら180ml
ウィスキー60ml
焼酎100ml
ワイン200ml
缶酎ハイ350ml
となっています。
女性はこの半分の量が適量です。
万が一痛みが悪化する時はこの半分の量にして様子を見ましょう。
脊柱管狭窄症の方がどうしても飲酒をしたい時は適量を週2回位が妥当だと思います。
アルコールを飲んだからといって脊柱管狭窄症の症状が根本的に治るとは考えにくいですが、軽度の改善なら可能かもしれません。
しかし適量を飲んでも痛みが悪化してしまう方もおられると思います。
どうしても飲みたい方は飲めばいいと思いますが、治療目的で飲むのはやめましょう。
まとめ
脊柱管狭窄症の症状がある方が絶対に飲酒をしたらダメかというとそうではありません。
アルコールを飲んだからといって症状が根本的に改善することは考えにくいですが、血液の流れが良くなり軽度の改善ならあり得るかもしれません。
しかしその反面炎症がさらに強くなる可能性があります。その可能性の方が高いです。
適量を守って、週に2回程度ならそこまで問題が起こる可能性も低いのでどうしても飲みたい方は飲んで下さい。
でも痛みが強い時はやめて下さいね。なぜならアルコールには痛みを麻痺させる働きがあるので一瞬良くなったと感じるかもしれませんが、結果的には症状は悪化しています。