2024/10/04

今日のテーマは「膝の痛みに対しての鍼灸治療」ということでお伝えしていきます。

膝の痛みに対して鍼やお灸を使った治療ってどこまで効果があるのか?と疑問に思われている方も少なからずおられると思います。

あなたの周りにも少なからず鍼やお灸を経験した方がおられたりしませんか。

鍼やお灸というのは経験したことがない人からしたら、怖いイメージを持たれている方もいるかもしれません。

今日は果たして膝の痛みに効果があるのか。鍼灸治療とはどういった治療なのかを現役の鍼灸師でもある私からお伝えしていきます。

 

 

鍼を使った膝の痛みの治療とは?

 

あなたは鍼での治療って受けられた事がありますか??無いかたも多いと思います。

鍼で膝の痛みが治るのか?

結論から先に伝えると膝の痛みに鍼での治療は効果があります。

今日は鍼治療で膝の痛みを解消する
方法をお伝えしていきます。

膝の痛みに様々な治療法が存在する中で
鍼での治療って聞くとどんなイメージが
ありますか??

鍼を使った治療を受けられた事が
無い人にとっては怖いイメージを持っている
方も実際には多いと思います。

 

そもそも鍼治療とは

もともと中国で誕生した治療法です。
それが日本に伝来して今の鍼治療があります。

明治時代よりも前は医療の現場でよく
使われていましたが明治時代以降は
西洋医学が主流になり現在は少し影に隠れた治療法になっています。

鍼って痛いの??

これはよくされる質問ですね。
たしかに痛そうなイメージがあると思います。
でも意外にあなたが思われているよりも
実際は痛くありません。
現在の鍼治療の現場ではかなり細い鍼を
使っています。
つまようじよりもかなり細いと思って下さい。

皮膚に触れた瞬間の感覚はかすかにあると
思いますが痛みはほぼほぼ感じません。

なので安心して下さい。

 

鍼にはどんな効果があるのか

鍼は血液の流れを良くしたり。
身体の中に流れている気の流れを整える効果があります。

気の流れというとなんか難しく聞こえるかもしれませんがあまり難しく考えずに
まぁそんなものがあるんだなと思っていて
もらえればいいと思います。

血液や気の流れを正しく流れる様にする。

鍼にはそんな効果があります。

 

膝の痛みには鍼はどんな効果があるのか

膝の痛みに対しての鍼の効果とは

まず一つ目に筋肉の深層まで深く
届くので膝の周りの筋肉の深層のかたさを
取り除く事が出来ます。

手でのマッサージだとどうしても
浅層の筋肉のかたさしか取れない場合が
あります。

その点鍼治療では浅層と深層両方の
筋肉の緊張状態を一気に取り除く事が
出来てしまうのです。

だから鍼には即効性の治療効果があるというイメージがあるんだと思います。

一つ目の効果として膝の痛みを起こしている筋肉に対して素早くその原因である
筋肉のかたさを取れるので痛みの解消に
つながる。

もう一つの効果は

先程も言いましたが血液や気の流れを良くして全身の不調が改善されるので
膝だけでなく身体全体が軽くなった感覚を
味わってもらえる。
全身をしっかり使えるので膝への負担が減ってその結果膝の痛みの解消につながる。

筋肉に対する効果と血流、気の流れを改善する出来るのでその結果膝の痛みの改善が
期待出来ます。

 

お灸を使った膝の痛みの治療とは

 

ここからはお灸の治療効果についてお話ししていきます。
膝の痛みでお悩みのあなたにお灸による治療の可能性を少しでもわかってもらえればと思います。

膝の痛みに対してお灸の治療もおすすめです。

 

お灸とは一体どんなものか

鍼と同じく中国で生まれたと言われています。
二千年前にはすでに治療としてお灸が
使われていました。

日本に伝わって来たのは今から1500年前日本でもかなり前から様々な痛みを取る
治療法として使われています。

お灸はもぐさを身体の経穴と呼ばれる部位に置いて火をつけて燃やします。
もぐさの熱さを利用して経穴に刺激を与えて身体の気の流れを改善します。

気というと難しく聞こえるかもしれませんが
目には見えないものなので感覚でいいと思いますが。

今はせんねん灸と呼ばれるものが薬局などに売っていて自分でも気軽に出来るので
是非とも膝の痛みがある方には挑戦して
もらえればと思います。

 

お灸の効果とは

一般的なお灸の効果を説明していきます。

免疫力のアップ

お灸は皮膚に直接置いて燃やすので
その温熱効果により身体の血のめぐりがよくなります。
身体の血の流れがよくなると
細胞が元気になり新陳代謝がよくなるので
免疫細胞が活性化して悪い細胞をやっつけてくれます。

痛みの改善が期待出来る

もぐさを使ったお灸の治療はピンポイントで身体に置けるので筋肉の痛みがある部位に直接刺激を与える事が出来ます。
温熱刺激を受けた筋肉はやわらかくなるので痛みを緩和することが出来ます。

マッサージなどとは違って温熱刺激なので
揉み返し等の副作用もありません。

内臓の機能が改善される

東洋医学では全身に気が流れていて
内臓にも気の流れはつながっているという
考えです。

内臓は手術でもしない限り
直接触れる事が出来ないですよね。

しかし気の流れを利用すると身体の
表面からの刺激で内臓に刺激を与えて
内臓の動きをよくしてくれます。

内臓の動きを活発にする事で
全身の身体の不調が見事に改善されます。

 

膝の痛みに効くツボを紹介します

三陰交

これは有名なツボなのであなたも
聞いた事があるんじゃないでしょうか。

膝の痛みに効くツボとして定番です。

場所は足首の内側にくるぶしがありますよね。
そこから指4本分上にあります。
そこに骨があると思うので骨の後ろ側(かかと寄り)に
三陰交は存在します。

足三里

これもツボの中では有名なツボになります。

膝の外側。膝のお皿から指4本分下に下がった
くぼんでいる場所にあります。
すねの外側です。

内膝眼・外膝眼

膝のお皿の直下にあります。
内側と外側にそれぞれくぼみがあるので。
内側が内膝眼・外側に外膝眼がそれぞれ
存在します。

委中

膝裏にしわがあると思います。
そのしわのちょうで真ん中にあります。
膝の痛みに対しての効果は

膝の痛みの治療といえば注射や薬、手術等がありますがお灸という温熱刺激を使った
治療が効果を発揮する事がよくあります。

そして気の流れや血液の流れを改善するで
効果がもっと出る場合があります。

なので膝の痛みに対して効果がみられます。
上に挙げたツボに対して
せんねん灸でもいいので自分で置いて
みて下さい。
不安なら鍼灸院に行くのもおすすめです。

 

まとめ

膝の痛みがなかなか治らない。
そんなお悩みを抱えているあなたに是非一度鍼やお灸の治療を受けてみてもらえればと思います。
今までにない視点からの治療を行えば
今までとは違う結果が得られるので
だまされたと思って一度受けてみて下さい。

膝の痛みが改善しないとお悩みの方は
新たな治療法として試してみる価値は大いにあります。
自宅でも気軽に出来るので
まずはせんねん灸から始めてみるのもいいかもしれませんね。
もちろんしっかりとした効果をあげたければ鍼やお灸を使った治療もおすすめです。

分からないことがあれば何でも相談して下さい。

 

 

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