お子さんを妊娠中に股関節の痛みを感じる方は、全体の妊婦さんの5割を超えるそうです。
足の付け根の辺りの痛みを股関節痛と呼びます。
一番痛みを感じるのが多いのは妊娠中期から妊娠後期にかけての時期です。
今日は妊婦さんを悩ます股関節の痛みを改善する3つの方法をお伝えしていきたいと思います。
妊婦さん必見の内容になっています。
この記事の目次
妊娠中に股関節の痛みが出る原因をご存知ですか?
妊娠中に股関節の痛みが出てくるのには3つの原因が存在します。
この原因を理解した上で痛みを改善する方法を実践してもらうとより効果も上がりやすくなります。
股関節の痛みが出る原因その①体重の増加
まず大きな原因になってくるのが体重の増加です。
子供を妊娠すると人によってもちろん違いますが、10〜15キロ体重が増加します。
その分股関節にかかる負担というのは増してしいきます。股関節というのは構造上体重の増加に弱いです。
股関節というのは、骨盤と大腿骨(太ももの骨)によって成り立っています。この2つの骨が関節を成す角度が斜めになっているために、体重が増えれば増えるほどに他の関節よりもかかる負担の量というのが多くなります。
そのために妊娠中に股関節の痛みを感じる妊婦さんというのはとても多いです。
股関節の痛みが出る原因その②お腹が大きくなることによる反り腰
そしてもう一つはお腹が大きくなるために、腰が後ろに反ってしまう反り腰という状況です。
お腹が大きく膨らむにつれて身体のバランスを取るために腰はどんどん後ろに反っていきます。そうしないとお腹の重みで前に倒れてしまうからです。
反り腰になると負担のかかる筋肉というのがあります。それは、腰の筋肉と太ももの前側の筋肉です。
股関節と太ももの前側の筋肉というのは切っても切り離せない関係にあります。
太ももの前側の筋肉にストレスがかかると筋肉はどんどんかたくなっていきます。かたい筋肉というのは痛みを引き起こしてしまいます。
太ももの前側の筋肉は股関節の動きの中心になる筋肉です。この筋肉の動きが悪いと股関節に無理がかかり痛みに繋がってしまいます。
股関節の痛みが出る原因その③女性ホルモンの影響
妊婦さんというのは、妊娠すると女性ホルモンの影響を大きく受けます。
その中でもリラキシンというホルモンの影響を受けます。
このリラキシンというホルモンの作用
・骨盤周りの筋肉をゆるめて出産しやすい状況を作る
・全身の関節をゆるめてしまう
基本的には筋肉や関節を動きやすい様にゆるめてくれる作用があります。もちろん出産に向けてとても大事な作用なのですが、、
骨盤や股関節に大きな影響があります。
関節がゆるんでしまうとかわりの何かがそこを支えなければいけません。それが股関節周りの筋肉です。
この筋肉をかためてしまうことにより、関節がずれない様に支えてくれている訳です。
筋肉がかたくなるとその部分に痛みを感じるということを上でもお伝えしましたが、それと同じことが起きている訳です。
体重の増加と反り腰による太ももの前側の筋肉の緊張、女性ホルモンの影響。
この3つの原因により妊娠中の股関節の痛みが出てきます。
妊婦さんの股関節の痛みを改善する3つの方法
それではここからは股関節の痛みを改善する方法をお伝えしていきます。
ポイントはいかに股関節の筋肉の緊張を取り除いてあげられるかにかかってきます。
これを実践して妊娠中に股関節の痛みで悩まない身体を目指して下さい。
股関節の痛みの改善方法その①太ももの前側のストレッチ
上に書いた原因により股関節の周り、特に太ももの前側の筋肉がかたまっているのでそこの筋肉を伸ばしてあげましょう。
お腹が大きくなった状態で出来るストレッチを紹介していきます。
1、まずは正座の状態を作って下さい
2、その状態で両手を身体の斜め後ろについて下さい
3、そして上半身を後ろに倒していきます
ポイントはあまり無理をし過ぎないで下さい。あまり強くやってしまうと逆に筋肉を痛めて痛みを悪化させてしまう可能性があります。
なので少し気持ちいいかなと思うポイントで止めて下さい。
これを朝・晩二回。
ストレッチをする時間は30秒間。3回ずつ朝・晩と行って下さい。
股関節の痛みの改善方法その②お風呂に入ってさすってあげる
次はお風呂に入って太ももの前側を軽くさすってあげて下さい。
シャワーだけでは効果がないのでしっかりと入浴をしましょう。それだけでも毎日続ければ効果があります。
お子さんを出産するとゆっくりとお風呂に浸かる時間もないとお母さん達からよく聞きます。
なので妊娠中のまだ時間がある内にしっかりと入浴して太ももの前側の筋肉を弱い力でゆっくりとさすってあげて下さい。
力を込めてしまうと筋肉を痛める危険性があるので、ゆっくり優しくというのが基本です。
股関節の痛みの改善方法その③軽いウォーキングをする
妊娠中というのはどうしても運動不足になりやすいです。
お腹が大きくなってくるとそれが邪魔をして歩くのも辛くなってきますよね。
しかしここで全く動かない様になってしまうと、出産に関しても股関節の痛みに関してもあまり良い影響は与えません。
もちろんそんなに激しい運動はする必要はありませんが、一日10分から15分位家のまわりを軽くウォーキングを行って下さい。
それをすることにより身体全体の血液の流れも良くなりますし、太ももの前側の筋肉を使うことによりそこの部分の筋肉の緊張が取り除かれます。
まとめ
妊婦さんの股関節の痛みは体重の増加・反り腰・女性ホルモンの影響で出やすくなります。
ポイントはこの全てが太ももの前側の筋肉の緊張に繋がっているということです。
なのでここの緊張を取り除くことが股関節の痛みを改善するポイントになってきます。
そのための具体的な方法としては、
・太ももの前側の筋肉のストレッチ
・お風呂に入ってさすってあげる
・軽いウォーキングをする
3つとも今すぐに実行出来るものなので、股関節の痛みで悩んでおられる妊婦さんはやってみて下さい。
【追伸】京都で股関節の痛みで困っている妊婦のあなたへ
京都にある、等持院駅前整体院には妊娠中の股関節の痛みで悩んでおられる患者さんが多数来院されます。
妊娠中に股関節の痛みが突然出てきた
太ももの付け根にたまに痛みが走る
太ももの前側に突っ張る感じがある
一つでも当てはまる方がいれば、あなたの役に立てるかもしれません。
自分の出来ることを頑張っているのに良くならないのは、頑張り方や順番が間違っているからです。
頑張り方や順番が合っていれば間違いなく症状は改善します。
「このまま妊娠中の股関節の痛みを我慢して出産を迎えるのか、、」
それでいいんですか??
良い訳はないですよね。
現在、等持院駅前整体院に通われている患者さんからは
妊娠中の股関節の痛みがなくなりました
股関節の違和感なく出産を迎えられました
股関節の痛みを気にすることなく歩けています
など嬉しい言葉を頂いています。
本気で妊娠中の股関節の痛みを改善したい方は、一度当院までご連絡下さい。