椎間板ヘルニアになりやすい生活習慣というのは確実に存在します。
今腰痛持ちの方は特に気をつけなければいけません。ヘルニアは背骨の椎間板と呼ばれる部分に何らかの力が加わり、中身が外に飛び出した状態です。
そんな状態になるのには生活習慣が密接に関係してきます。今日はその中でも特にヘルニアになりやすい習慣を3つ紹介していきます。
椎間板ヘルニアになりやすい3つの生活習慣
椎間板ヘルニアの原因になりやすい生活習慣とはこの3つです。
・喫煙習慣
・体重(肥満)
・姿勢の悪さ
この3つが密接に関係してきます。それでは一つずつ紹介していきます。
喫煙習慣により血液の流れが悪くなる
血液の流れからヘルニアになかなか結びつかないかもしれませんが、密接に関係してきます。
血液の流れが悪いということは、筋肉への栄養が届かないということです。
筋肉に栄養が届かないと柔軟性が失われ、腰の動ける範囲が制限されてしまいます。
腰の筋肉が緊張して動かないと生活に支障が出るので、その分を他のところで補わなければいけません。
それが背骨です。
背骨に無理な力が加わると、椎間板にも無理な力が加わり中身が飛び出しやすくなってしまいます。
喫煙で血液の流れが滞る→筋肉が緊張してかたくなる→その分を背骨でカバーする→結果的に椎間板にストレスがかかりヘルニアになる
こういう流れが起こります。
体重が重い方はヘルニアになりやすい
米国での研究結果によりこれは実証されています。
正常範囲内の体重の方より、肥満傾向にある人の方が椎間板ヘルニアになりやすいという結果がしっかりと出ています。
なぜそんなことになるのか。
それは肥満によるお腹の出っ張りが問題です。
もちろん肥満の方のほうが運動不足であったりすることも若干は影響しますが、それよりもお腹の出っ張りの方が問題です。
お腹が出ることによる一番の弊害は腰が反り腰になるということです。
反り腰は椎間板にかかる圧力を増加させてしまいます。その結果ヘルニアの状態になりやすいということです。
姿勢の悪さが椎間板ヘルニアに繋がる
次に姿勢の問題です。
上で反り腰の問題点もお伝えしましたが、逆の猫背も椎間板に過度なストレスを与えてしまいます。
猫背になると背骨は前にどんどん曲がっていきます。ということは背骨の前側にストレスがどんどんかかるという訳です。
前側にストレスがかかると、椎間板の中の物質は後ろ側に飛び出しやすくなります。
瞬く間にして椎間板ヘルニアの出来上がりです。
まとめ
椎間板ヘルニアになりやすい生活習慣というのは、この3つです。
・喫煙
・体重
・姿勢
ほぼこの3つに絞られてきます。気をつけようと思えば今日からすぐに取り掛かれる問題です。
今腰痛持ちで将来もっと痛みが強くなったらどうしようという方はまずはこの3つを意識して生活してみて下さい。