京都市北区、等持院駅前整体院の塚田です。今日もブログを読んで頂き本当にありがとうございます。
自転車に乗っていると足の付け根に痛みが出たりすることはありませんか?
普通に歩いている時は大丈夫だけど自転車に乗る時にだけ痛みが出るとおっしゃる患者さんがおられます。
痛みが気になってペダルをおもいっきり漕げないと自転車に乗るのもストレスになりますよね。
今日は自転車に乗る時に足の付け根が痛くなる3つの原因と対処法をお伝えしていきたいと思います。
この記事の目次
自転車に乗ると足の付け根が痛くなる3つの原因
自転車に乗っている時に足の付け根に痛みが出るのは股関節の周りの筋肉の緊張・自転車に乗る姿勢・ペダルのこぎ方の問題、この3つの中に原因があります。
ご自身の症状と照らし合わせて読み進めていってもらえればと思います。
股関節の周りの筋肉の緊張
一番痛みの原因として考えられるのは筋肉が緊張してかたまっている場合です。
自転車を漕ぐ時にかたまった筋肉を無理やり引っ張るのでそこに痛みが出ます。
痛みを引き起こす筋肉は
・腸腰筋
・大腿四頭筋
と呼ばれる筋肉です。
・腸腰筋
この筋肉はお腹の奥深くにあります。働きはとても重要で股関節を曲げる時に頑張って働いてくれます。
この筋肉が頑張ってくれることにより股関節を持ち上げて歩くことが出来ます。
自転車を漕ぐ時も腸腰筋が働いてペダルを回すのを助けてくれています。
・大腿四頭筋
大腿四頭筋とは太ももの前側の筋肉の総称です。この筋肉も股関節を曲げたり、膝を伸ばしたりする時に頑張ってくれています。
自転車に乗る時もペダルを踏み込む時に頑張ってくれています。
この2つの筋肉が正常な状態ならば大丈夫ですが、もし筋肉の緊張状態があるなら痛みを引き起こす大きな原因となります。
筋肉の緊張状態=筋肉のかたさ
と思って下さい。
かたまった筋肉を無理やり伸ばして使っていると、その筋肉に炎症が起こり痛みに変わっていきます。
自転車を漕ぐことにより筋肉が緊張してしまうという場合もありますが、ほとんどの方は普段からこの2つの筋肉に緊張があります。
自転車に乗る姿勢が悪い
次に足の付け根に痛みが出る原因として考えられるのが、自転車に乗る時の姿勢が悪い場合です。
特に自転車に乗って時間が経ってきて疲れが溜まった頃に起きやすいです。
その姿勢とは「猫背の姿勢」です。
背中が丸まった状態で自転車を漕いでいると、自分の上半身の重さを上手にペダルを踏み込む力に変換出来なくなります。
そうなってくるとどうなるか。
それは股関節のまわりの筋肉の力だけでペダルを漕ぐことになります。
その状態が続くと筋肉の緊張へて繋がり、やがて痛みへと変わっていきます。
なので猫背の姿勢で自転車に乗っていると足の付け根に痛みが出やすくなります。
ペダルの漕ぎ方が悪い
そして3つ目の原因はペダルの漕ぎ方です。極端に足を開いたり(ガニ股)、極端に足を閉じたり(内股)して自転車のペダルを漕いでいると痛みに繋がります。
ペダルを真っ直ぐに漕いでいると、股関節の骨と周辺の筋肉の擦れ合う力は最低限ですみます。
しかしこれが極端なガニ股や内股で漕いでいると、股関節の骨とまわりの筋肉が余分に擦れ合ってしまいます。
擦れ合う時間が増えれば増えるほど、筋肉には炎症が起こりやすくなります。
長時間自転車に乗れば乗るほど炎症はどんどんきつくなり足の付け根に痛みが出る可能性が高まります。
自転車を足の付け根に痛みなく乗るためには
上に挙げた3つの原因には共通点があります。それは全てに筋肉が関与しているということです。
股関節のまわりの筋肉の緊張や炎症が痛みに変わっています。
どうすれば足の付け根に痛みを感じずに自転車に乗れるかというと、
普段から筋肉の緊張を取り除いておくのと、自転車に乗っている時の姿勢とペダルの漕ぎ方を正しく改善すれば良いのです。
筋肉の緊張を取り除くために
普段の筋肉の緊張を取り除くためには、ストレッチとアイシングが有効です。
筋肉が緊張している状態というのは、筋肉が伸びない状態と思って頂いてけっこうです。
なのでストレッチでその筋肉を伸ばしてあげるのです。
伸ばすべき筋肉はお腹の前側の筋肉と太もも、お尻の部分です。
そして自転車に乗った後に痛みが出ている時はアイシングをして筋肉の炎症を取り除いてあげて下さい。
氷やコールドスプレーを使ってもらえれば大丈夫です。自転車に乗った後に太ももを中心に冷やして炎症が広がらない様にしてあげましょう。
自転車に乗る時の姿勢を改善する
背中が丸まった状態で自転車に乗るとペダルを漕ぐ時に余計な力が筋肉にかかるのでダメだとお伝えしました。
なので基本的には背中が丸まり過ぎない姿勢であれば大丈夫です。
極端な前傾姿勢や後傾姿勢はやめて下さい。
理想は背中を伸ばして軽い前傾姿勢が足の筋肉に負担がかからないのでおすすめです。
自転車のペダルの漕ぎ方を改善する
上にも書きましたが極端なガニ股や内股は筋肉の炎症に繋がります。
それに加えてガニ股は太ももの外側の緊張に、内股は太ももの内側の筋肉の緊張に繋がるのでやめて下さい。
自転車に乗る時は真っ直ぐにペダルを踏み込んであげましょう。
それが筋肉の緊張や炎症に繋がらないペダルの漕ぎ方です。
まとめ
自転車に乗る時に足の付け根に痛みが出る3つの原因は、
・筋肉の緊張
・自転車に乗る時の姿勢
・ペダルの漕ぎ方
このどれかに問題が生じています。この3つに共通する点は筋肉に緊張や炎症が起こっているという点です。
なので足の付け根の痛みなく自転車に乗るためには、ストレッチやアイシングをして筋肉の緊張や炎症を抑えること。
そして自転車に乗る姿勢やペダルの漕ぎ方を改善して、股関節の周りの筋肉に負担をかけない様にするのがポイントです。