先日ロードバイクを趣味としている患者さんが来院されました。
「ロードバイクに乗っていると段々と膝の外側に痛みが出てくるんです、、この痛み治りますか?」
あなたも乗っていて膝の痛みを感じたことはありませんか?
そこまで痛くないし、、なんて放置したりしていませんか。
これからも快適に乗りたいならしっかりと原因を理解して対策をしていかないといけません。
なぜなら膝の痛みは慢性化しやすいからです。
最近では街中でロードバイクに乗っている人を見る機会が増えてきました。
通勤やご自身の趣味で乗られている人が多く、こちらから見ていると快適そうにペダリングされています。
しかし漕ぎ方や身体の使い方を誤ってしまうと膝の痛みにつながってしまいます。
ロードバイクに乗っている人は特にこれからを読み進めて下さい。
この記事の目次
ロードバイクに乗っていると膝の外側に痛みが出る原因と対処法
京都市北区、等持院駅前整体院の塚田です。今日もブログを読んで頂き本当にありがとうございます。
ロードバイクに乗っていて膝の外側に痛みが出るのは腸脛靭帯炎という症状が起こっている可能性が高いです。
簡単にいうと膝の外側の骨と腸脛靭帯と呼ばれる靭帯が擦れ合って、膝の外側に炎症が引き起こされている状態です。
ロードバイクに乗っていると、腸脛靭帯炎を引き起こしやすくなります。
そこにはしっかりとした理由があります。
膝の外側の痛み(腸脛靭帯炎)が引き起こされる原因
ロードバイクに乗っている人が腸脛靭帯炎を引き起こしやすいのは、あなたのフォームと筋肉への過度なストレスが原因です。
1、フォーム
まずはフォームに原因がある場合から説明していきましょう。
ペダリングをしている時に、猫背になっている人は要注意です。
長距離ペダリングしていて疲労が溜まってきた時になりやすいですが、疲れてくると猫背の姿勢で骨盤を後ろに倒してだらっと座って漕いでいませんか??
この姿勢は股関節が外側に開いてしまいやすく、O脚気味になりやすいです。
このO脚が問題です。
足がO脚になると膝の外側にある腸脛靭帯は伸ばされてしまい緊張状態になってしまいます。
緊張した靭帯と膝の外側の骨がぶつかり合ってしまうと余計に炎症が起きやすくなる訳です。
それに元々ペダリングというのは、ペダルを踏み込む時に腸脛靭帯と骨がそもそも毎回擦れ合っています。
普通に正しくペダリングをしていても、擦れ合っている所にO脚という余計な負担が重なり合うことで炎症が引き起こされます。
2、筋肉への過度なストレス
腸脛靭帯というのは、大腿筋膜張筋という筋肉から靭帯に移行したものです。
股関節の辺りでは、大腿筋膜張筋と呼ばれ膝に向かうに連れて腸脛靭帯と呼ばれる様になります。
大腿筋膜張筋はペダルを踏み込む時や引き脚時、両方の時に使い続けています。
ずっと頑張ってくれている訳です。
そうすると漕げば漕ぐ程筋肉に疲労が溜まってきます。溜まれば溜まる程筋肉は緊張状態になってしまいかたくなってきます。
かたくなった筋肉が骨と擦れ合うと腸脛靭帯炎が引き起こされてしまいます。
膝の外側の痛み(腸脛靭帯炎)を予防するには
それではまずはどうすれば予防出来るのかお伝えしていきます。
原因でもお伝えしましたが、正しいフォームと筋疲労を抑えるのがポイントになってきます。
まずは猫背にならない様に意識をしましょう。猫背はO脚を引き起こし腸脛靭帯の緊張につながります。
疲れてくるとどうしても猫背になりがちです、猫背は筋力を使わなくていいので楽なんです。
その気持ちもよく分かりますが、、
こんな時は骨盤を立てるという意識を持ちましょう。骨盤が立てば楽な力で猫背にならずにすみます。
そして足がO脚になっていないかご自身でチェックする様にしましょう。
ペダリングを休んでいる時はO脚でもまだなんとか負担が少ないので大丈夫ですが、ペダリングしている時のO脚は炎症を引き起こしやすくなるので要注意です。
筋肉の疲労に関してはロードバイクに乗っている時はどうしても筋肉を使うので、日頃のケアが物を言います。
シンプルに言うと筋肉をやわらかくしておきましょう。
かたい筋肉は痛みを引き起こします。
お風呂に長く浸かったり、ストレッチをしたり、セルフマッサージをしたり、
日頃から筋肉をやわらかくしておけば、痛みは出にくくなります。
膝の外側の痛み(腸脛靭帯炎)が出てしまったら
痛みが出てしまった時の対処法は、安静と冷却です。
これしかありません。
腸脛靭帯炎とはその名の通り靭帯に炎症が起きている状態です。
炎症は安静と冷却でおさまるまで待つしかありません。
無理にだましだましやっていると慢性化してしまいます。
後出来ることはストレッチやマッサージです。
これで筋肉の緊張を取り除いてあげると炎症がおさまりやすくなります。
まとめ
ロードバイクに乗っている時の膝の外側の痛みの正体は、腸脛靭帯炎です。
膝の外側の骨と靭帯が擦れ合って痛みに変わります。
正常なペダリングでも擦れ合っていますが、筋肉の緊張やフォームによって余計に負担がかかって炎症に変わります。
予防法としては正しいフォームで漕ぐこと、普段から筋肉をやわらかくしておくことがとても大切です。
痛みが出た時は、安静と冷却で対処しましょう。
ここでだましだましやってしまうと慢性化してしまいます。
早期に対処しましょう。
追伸
京都にある、等持院駅前整体院には膝の痛みで悩んでおられる患者さんが多数来院されます。
・病院での膝の治療に限界を感じている
・膝の手術を検討している
・どこで治療を受けても痛みがすぐにぶり返す
一つでも当てはまる方がいれば、あなたの役に立てるかもしれません。
病院に行ってリハビリも頑張っているのに良くならないのは、原因と対処法が間違っているからです。
原因と対処法が合っていれば間違いなく症状は改善します。
「このまま膝の痛みを抱えたままこれからも生活をしていくのか、、」
それでいいんですか??
良い訳はないですよね。
現在、等持院駅前整体院に通われている患者さんからは
・膝の手術をしなくて済みました
・階段だってスムーズに上り下り出来ます
・膝の痛みに変形は関係ないんだと気づきました
・膝のはりがなくなりました
など嬉しい言葉を頂いています。
本気で膝の痛みを改善したい方は、一度当院までご連絡下さい。