脊柱管狭窄症でお悩みのあなたへ
今日は脊柱管狭窄症の基本的なお話をしていきたいと思います。
京都市内にお住まいで脊柱管狭窄症であ悩みのあなたに
今日はご自身の症状をしっかりと理解して頂くために
症状や原因、どんな治療法があるのかその辺りをお伝えしていきます。
まずはしっかりとご自身の症状について把握していきましょう。
脊柱管狭窄症とはどんな病気!?
まずはここからお話をしていきましょう。
自らが脊柱管狭窄症になられた方以外はなかなか具体的に
どんな病気か分からない方もおられると思うので説明していきたいと思います。
脊柱管の構造
脊柱管というのは背骨の中に出来た空洞が連なったものです。
首から腰にかけてこの空洞が縦につながったものを脊柱管と呼びます。
脊柱管の役割は中に脊髄を通すことです。
脊髄は中枢神経の中でもとても大事な役割をするのでしっかり守られている訳です。
背骨というのは椎体と椎弓というものが合わさって出来ています。
椎体と椎弓の間に椎孔という穴があります。
その椎孔が頚椎から腰椎まで重なり合い脊柱管を形成しています。
終末は馬尾神経になりお尻の辺りまで伸びています。
脊柱管はなんで狭窄されるのか!?
狭窄が起きる原因は様々ありますが主なものは加齢による骨の変形だったり
靭帯の肥厚であったりします。
狭窄が起きる場所は腰椎の辺りが一番多いです。
なぜかというと上半身の体重を支えるにあたり腰の辺りに一番荷重がかかってしまうのでそこにある腰椎が変形してしまうからです。
脊柱管狭窄症の独特な症状
間欠性跛行という言葉を聞いたことがあられますか!?
なかなか言葉だけではその意味がわからないですよね。
この症状は簡単に言えば長時間の歩行が困難になります。
5分以上続けて歩こうとすると腰から足に痛みや痺れが起きてくるので
それ以上歩けなくなります。
しかし少し休憩すればまた歩ける様になります。
なぜこの様なことが起きるのか説明していきましょう。
姿勢を正しくして歩いていると腰椎というのは少し後ろに反る様な形になります。
腰椎が後ろに反ると脊柱管はどうなっているでしょうか??
脊柱管は狭まっています!!
脊柱管というのは背骨の後ろ側にある訳です。
腰を後ろに反らすと脊柱管はどうなるかというと幅が狭くなってしまう訳です。
だから前かがみの状態で休憩すると脊柱管の狭窄がましになって歩ける様になる訳です。
なんとなくわかりましたか。
間欠性跛行には神経性と血管性があります
脊柱管狭窄症で起こるのは神経性の間欠性跛行です。
神経に栄養を送る血管が狭窄されてしまい
神経性の痛みや痺れを起こしてしまいます。
それとは違って血管性の間欠性跛行が存在します。
これは閉塞性動脈硬化症という病気によって起こるものです。
足に血液を送る動脈が硬くなって硬化してしまう訳です。
そうなってくると足への血流が滞り始めて足の痺れが出てきます。
その症状が進行すると間欠性跛行の症状が現れ始めます。
更に症状が進行してしまうと足の細胞が壊死してしまう可能性もあるので
脊柱管狭窄症との鑑別が非常に大事になってきます。
脊柱管狭窄症の治療法はなにがある!?
それでは脊柱管狭窄症と診断されたらどうしたらいいのかお伝えします。
あなたが選べる道は手術をして治すのか、手術をせずに治すのかです。
手術をしなければ治らないとお考えのあなた!それは全く持って違います!
手術をしなくても治せる方法があります。
それは狭窄されている部位を解放してあげればいいんです。
解放する方法は骨の歪みとその周りの筋肉の緊張を取り除いてあげることです。
それをすることにより脊柱管の狭窄が解放されます。
骨が捻れてしまうと脊柱管の狭窄につながりますし、
筋肉の緊張が強くなると(筋肉は背骨に付着している)
背骨を引っ張ってしまいその結果脊柱管が狭くなってしまいます。
まとめ
脊柱管狭窄症になると腰や足の痛み、痺れが起きてきます。
その原因は脊柱管の中の空洞が狭くなり脊髄神経を圧迫してしまうためです。
脊髄神経は腰や足に出ている神経の元になる大切な神経です。
ここを圧迫されているために間欠性跛行などの特徴的な症状を引き起こしてしまいます。
間欠性跛行には神経性と血管性がありますが、
閉塞性動脈硬化症による血管性の間欠性跛行にはくれぐれも気をつけましょう。
治療方法としては手術をしなくても治せる可能性が多いにあります。
背骨の歪みと背骨の周りの筋肉の緊張を取り除いてあげる。
シンプルにこれをやってあげる事がとても大切です。