椎間板ヘルニアで歩けなくなるその前に
京都市北区、慢性腰痛・膝痛専門の等持院駅前整体院の塚田です。今日もブログを読んで頂き本当にありがとうございます。
今日のテーマは
「椎間板ヘルニアが悪化して歩けなくなるその前に、、」
ということをお伝えしていきたいと思います。
椎間板ヘルニアが悪化したら歩けなくなるというのは聞いたことがありますか??
もしかして私はそんなことにはならない、最近は椎間板ヘルニアは勝手に治っていくっていうし問題ないとか思われていないでしょうか。
身体というのはそんなに単純なものではありません。
椎間板ヘルニアが悪化して歩けなくなるという事実は残念ながら存在します。たしかにほぼ少数ですが。
椎間板ヘルニアが悪化しなくても歩けなくなることはありますよ。
実はそちらが原因のことが本当に多いですよ。
椎間板ヘルニアと診断されていて歩けなくなっても、実はそこには原因がない、、ということが起こっています。
そもそも椎間板ヘルニアになるということはあなたの日常生活で腰に大きな負担がかかっている証拠です。
椎間板ヘルニアが悪化して神経を強く圧迫して歩けなくなったのかと思いきや、本当の原因は違うところに存在していましたというお話をしていきます。
椎間板ヘルニアが神経を強く圧迫してしまうケースはまれ
世間ではこう思われていると思います。
椎間板から飛び出した髄核と呼ばれる物質が神経を圧迫してしまい歩けなくなる。
果たして本当にそうでしょうか??
なんとなく正しい情報の様に思われがちですが、実際は違います。
ヘルニアは無症状だとあなたは聞いたことがありませんか??
飛び出した部分がいくら神経を圧迫しても痛みや痺れを感じない方がたくさんおられます。もちろん歩ける方がほとんどです。
でも椎間板ヘルニアが原因で歩けないと思い込んでいる方がたくさんおられます。
もしかしたらあなたもそうじゃないですか??
それではなぜ歩けない位にしんどくなるのか。
歩けないということは痛みが強過ぎて歩けない(感覚神経)という問題か足が動かない(運動神経)という問題のどちらかです。
感覚神経というのは、腰や足に広く存在しています。その情報というのは、背骨を通って脳に伝わります。
例えば筋肉に炎症が起きていたり、筋肉にかたさが存在していた場合感覚神経は痛みとして脳に信号を送ります。
この信号を受け取ってしまうと脳は痛みと認識します。
そうなると痛みが強くて歩けないということになります。動かそうとすると痛みが強くなってしまうので結果的に歩けなくなってしまいます。
運動神経の問題になると脳からの指令が腰や足の筋肉になんらかの原因で上手く伝わらなくなります。
この場合は神経が圧迫されているか、栄養(血液)が届いていないという状態が想定されます。
運動神経に問題が起こっていると歩けなくなります。
この様に椎間板ヘルニアが原因かと思いきや、他の原因によって歩けなくなっている可能性が大です。
本当に椎間板ヘルニアが原因で歩けなくなっているなら、保存療法で様子を見て改善が見られなければ手術適応になってくるかなと思いますが、、実際は上に挙げた運動神経や感覚神経の問題がほとんどです。
歩けなくなる前にあなたが出来ること
歩けなくなる前に出来ることはたくさんあります。
感覚神経を正常に保つには筋肉の炎症やかたさを防がなければいけません。
炎症やかたさを防ぐためには筋肉を適度に動かして適度に休ませる必要があります。
やり過ぎもやらなさ過ぎもいけません。
運動神経を正常に保つには神経への栄養を与える血液の流れを良くしてあげることが最も大切です。
筋肉を適度に動かしてあげたり、有酸素運動を取り入れる。
やはりどちらにしても基本が大事です。適度な運動と適度な休息をしっかりとしましょう。
それが椎間板ヘルニアで歩けなくならないために出来る最善の方法です。
まとめ
椎間板ヘルニアが原因で歩けなくなっていると思い込んでいたり、これから歩けなくなったらどうしようと思い込んでいるあなたへ。
その常識は間違っています。
実はそこには何の問題もありません。いくらヘルニアが神経を圧迫しようとも放っておきましょう。
あなたが今するべきことは、適度な運動と休息を繰り返し運動神経と感覚神経を正常な状態に維持しておくことです。