椎間板ヘルニアとはいったいなんなのか。
今日は椎間板ヘルニアのことについて書いていきたいと思います。
まずは椎間板ヘルニアの基本的な情報を知りましょう。
椎間板とは
背骨とは背中にある骨のことです。頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎まであります。椎間板とは一つ一つの椎体と椎体の間に存在しています。
役割としてはクッションの役割があります。骨と骨同士が直接連結してしまうと骨を痛めてしまったり、損傷してしまう確率が高くなります。可動域が大きい骨ほど動く範囲が大きい分骨への負担が大きくなってしまいます。
そこで椎間板の登場です。
骨と骨の間に椎間板が入ることで骨同士がぶつかり合うことがなくなります。身体を前後左右、捻ったりしてもその衝撃を椎間板が吸収してくれるので骨を痛めないわけです。
椎間板の役割は骨と骨の間に入り衝撃から骨を守るクッションのみたいなものだと覚えておいて下さい。
椎間板ヘルニアのヘルニアとは
ヘルニアの意味は飛び出すという意味です。この場合でいうと椎間板の中にある髄核というゼリー状の物質が椎間板の外に飛び出すということを言っているわけです。
椎間板ヘルニアになるとなにがいけないのか??
背骨には脊髄神経という大事な神経が脳からまっすぐ下におりて骨盤付近まで走っています。背骨の真後ろを通って下まで走行しています。
椎間板ヘルニアになってしまい髄核が後ろに飛び出してしまったらどうでしょうか??後ろにはなにがあるでしょうか。
そう!脊髄神経です!
脊髄神経の役割はとても大切で身体のあらゆる機能に直結しています。筋肉を動かすことももちろんですし、身体からの感覚も脳に伝えたりしています。
脊髄神経を圧迫してしまうと筋肉に痛みを感じてしまったり、筋肉を動かす時に違和感を感じたりします。症状が強くなると筋肉を動かせなくなったり、身体に触られた時の感覚を感じなくなったりします。
なぜ椎間板ヘルニアになるのか
まず一つは姿勢の問題があります。
特に猫背の姿勢というのは背骨が前に曲がってしまいます。
背骨が前に曲がると椎間板の前側に圧力がかかります。
前側に圧力がかかると椎間板の前側が潰されるので髄核は後ろ側に飛び出してしまいます。
その結果脊髄神経を圧迫してしまうという訳です。
遺伝的な要因も存在します。
椎間板が元々薄いとその分クッション性が弱いので飛び出す確率が高くなってしまったり、骨の形状が椎間板を圧迫しやすい形の方も中にはおられます。
そして年齢の影響です
年を重ねるにつれて背骨にかかる負担というのはどんどんかかっていく訳です。
背骨に負担がかかると椎間板にも圧力がかかっている訳です。
若い時よりは年齢を重ねた時の方が椎間板ヘルニアになりやすいです。
椎間板ヘルニアになった時はどうすればいいのか??
手術をしない保存療法か、手術をする手術療法に別れます。
一番多い方法としてはまずは保存療法を行なっていきそれでも治らなければ手術を検討するといった感じです。
椎間板ヘルニアに対する治療法に関してはまたブログで書かせてもらいます。
レントゲン撮影をして椎間板ヘルニアだと診断された場合でも無症状の場合がたくさんあります。
なので診断されたからといって症状がないんであればそのまま様子を見られたほうがいいと思います。
まとめ
椎間板ヘルニアとは椎間板にあるゼリー状の髄核が外に飛び出た状態ということです。この髄核が神経を圧迫して様々な症状を引き起こしてしまいます。
しかし椎間板ヘルニアになっても無症状の方も多いので診断されたからといって必要以上に心配する必要はありません。
椎間板ヘルニアと診断された方はこちらを読んでみて下さい。