「この腰の痛みの原因は椎間板ヘルニアです。手術をすると治るかもしれませんがやってみますか?」
これはある患者さんが整形外科の先生に言われた一言です。
手術と聞くとすぐにふんぎりがつかない患者さんもおられます。それは当たり前の感情だと思います。
第一に怖いという感情があります。そして本当に手術で治るのかという不安もあります。
今日は椎間板ヘルニアの手術をして失敗する可能性がないのかをお伝えしていきたいと思います。
この記事の目次
椎間板ヘルニアの手術が失敗する可能性とは
それでは手術をすると決断して実際に手術をした時に失敗する可能性はどれ位あるのか?
最近は技術がどんどん進歩してきて手術の失敗自体は減ってきています。手術の失敗とは、手術前よりも痛みや痺れ、歩けなくなるといった状態に陥ることを指しています。
手術をしたからといって痛みが悪化したり、歩けなくなったりする可能性は0ではありません。手術をする時に神経を傷つけてしまう可能性は手術をする以上どうしても残ります。
これはいくら技術が進歩したからといって0になるということは、今の時代では残念ながら有り得ません。
なので失敗のリスクは少ないですが存在はしています。
椎間板ヘルニアの手術を失敗したらどうなるの?
万が一手術を失敗したらどうなるのか。
可能性があるのは
・痛みが全く治らない
・痺れが強くなった
・足が動かしにくくなる
もし手術を失敗したらこの3つの症状が出る可能性が高いです。痛みが治らないのはまだいいかもしれませんが、手術前より痺れが強くなったり、足が動かしにくくなったりする可能性があるのはリスクです。
絶対に悪化する可能性がなければ手術をしてもいいかなと思いますが、万が一悪化する可能性があるなら手術以外の選択肢を選ぶ方が個人的には良いかなと思います。
椎間板ヘルニアを手術以外で改善出来る可能性
衝撃的な事実をお伝えすると椎間板ヘルニア自体は時間が経てば消えていきます。
なので実際は手術をする必要がない訳です。
それでは何もしなくても痛みが消えるのかというと、、
治らない訳です。
なぜヘルニアがなくなっても痛みは消えないのか。それは単純でそれが痛みの原因ではないからです。
どこに原因があるのか。それは筋肉に原因がある場合がほとんどです。筋肉がかたくなってしまうとその周りの神経に影響を及ぼして痛みに変わります。
椎間板ヘルニアが原因だと思っていたのに、レントゲンでもそれが映ったのに、そこには原因がない訳です。
なのでこういう人は手術をしても痛みが治らずに、どんどん迷走していくことになります。
椎間板ヘルニアが原因だと思った痛みはマッサージで改善する
それではどんな治療をすれば改善するのか。手術をしなくても治らなかったのにそれがマッサージで改善します。
マッサージ!?と思いますよね。
どんな難しい手術よりもマッサージの方があなたの腰や足の痛みを改善出来ます。
なぜなら腰痛や足の痛みは筋肉が原因で起きていることが全体の9割だからです。
だから筋肉の治療であるマッサージをすると治るのです。
椎間板ヘルニアの手術で失敗する前にマッサージを受けるべき
椎間板ヘルニアの手術で失敗をする可能性は実際には低いものです。
しかし0ではありません。
少しでもその可能性があるならそれは避けられるなら避けるべきです。
そしてあなたの痛みはマッサージで治る可能性が高い訳です。
なので先にマッサージ治療を受けるべきです。それで全く治らないならその時に初めて手術を検討するべきです。
まとめ
椎間板ヘルニアの手術で失敗をする可能性は0ではありません。
かなり低い可能性ですがあります。
なぜなら手術中にヘルニアの周りにある神経を傷つけてしまう可能性が全くないとは言い切れない訳です。
他にも出血があったりする訳ですから身体にダメージは以前よりも少なくなっていますが、全くない訳ではありません。
だから手術によって痛みが強くなったり、痺れが強くなったりする人が存在します。
今日の結論としては、椎間板ヘルニアの手術を失敗する可能性はかなり少ないですがあります。
そしてヘルニアは時間が経てば勝手に消滅していくものなので、わざわざリスクを負って手術をするべきものではないのです。
手術をする前にマッサージ治療を受けてみて下さい。
それだけで治られる方が本当に多くおられます。