歩く時に足の付け根が痛くて、、
こんな風に股関節の痛みを訴える患者さんがおられます。
変形性股関節症と診断されて整形外科では、「安静にして無理をしない様にして下さい」との説明。
痛みで歩けないし安静にするのはいいけど一向に改善してこない。病院に行って注射や薬を飲んでもその時だけは痛みはましになるけどすぐに戻る。
それで改善しているならばそのまま続けてもらえればいいですが、もし改善していないなら原因と対処法が間違っている可能性が高いです。
この記事の目次
足の付け根がズキズキと痛い理由
歩く度に関節が変形しているから、骨がぶつかり合って痛みが出ていると思われている方もいますが本当にそうでしょうか??
骨が変形しても痛みは感じません。
骨には神経がほぼありません、骨折でもしない限り痛みを感じることはありません。
もし歩く度に骨がぶつかり合って痛みを出しているのなら24時間常に歩く度に痛みが出ますが、当院に来られる患者さんにお話を聞いてみると日や時間帯によって差がある患者さんばかりです。
あなたの痛みはこんな感じではありませんか??
朝起き上がる時に痛みが出る
イスから立ち上がる時に痛みが出る
歩き始めが特に痛い
痛みがある日とましな日がある
お風呂に入ると楽になる
寝ている時もズキズキと痛い
この様な痛みがある方は股関節の変形ではなく筋肉に痛みの原因がある場合があります。
股関節の痛みは筋肉が原因
股関節の痛みがある患者さんにはある共通した特徴があります。
それは普段の姿勢や日常生活の動作で股関節のまわりの筋肉にストレスをかけているということです。
あなたが当たり前だと思っていることが筋肉の緊張に繋がり、結果的に痛みに変わっています。
筋肉の緊張が限界を超えると痛みとして身体に出現してきます。
それが限界を超えるのがだいたい40、50代当たりです。その年代の方が痛みを感じやすいのはこういっま理由があります。
変形が痛みの原因だという思い込みは捨てましょう。その痛みはただの筋肉の緊張です。
さらに人は痛みを感じるとその痛みを感じたくないのでかばう様な動きをする様になります。
例えばゆっくり歩くとか、股関節を曲げない様にして引きずる様に歩くとか
痛みが出ない様にしているその動作が逆に筋肉を緊張させてしまい痛みを強くしてしまっています。
元々緊張しているものをさらに緊張させているので痛みが出るのは当たり前です。
筋肉の緊張を改善させるためには、痛みをかばわない様に意識して歩くことが大切です。
そうすることで徐々に緊張は緩和され痛みも改善していきます。
足の付け根が痛くて歩けない時の対処法
大切なことは筋肉の緊張を取り除いてあげることと、筋肉に負担をかけないことです。
今から対処法をお伝えしていきます。
痛みをかばって歩かない
これは緊張を取るためにも、負担をかけないためにもとても重要なポイントです。
痛みをかばってゆっくり歩いてしまうと、余計に股関節の筋肉に負担がかかります。
あなたが良かれと思ってやっていることが実は痛みを悪化させてしまっています。
痛みがある人の歩き方の特長
痛みが出ないためにゆっくり歩く
歩幅は出来るだけ狭く
目線は下を向いて
腕を振らずに
痛みが出ないかと恐る恐る歩いている
一度考えて欲しいことがあります。
あなたが健康ならこんな歩き方をしますか??
きっとしないと思います。
この歩き方しんどくないですか??
筋肉もしんどがっています。
今すぐにやめましょう。
痛みが強過ぎる日はしょうがない時もありますが、調子が少しましな日はかばった歩き方をやめましょう。
少しずつでも続ければあなたの痛みは改善します。
股関節の筋肉に負担をかけない歩き方は、
歩くリズムは一定で
歩幅を広げて
目線をしっかり上げて
しっかり腕を振って
痛みが出てもいいから普通に歩く
腕を振ることにより、推進力が生まれ腕の力を利用して歩けるので股関節への負担が減ります。
歩幅を広げると膝が曲がることなく進めるので足の筋肉にストレスがかからなくなります。
ゆっくり動くより早く歩いた方が実は筋肉への負担は少ないです。
最初は中々難しいと思いますが、継続していくうちに慣れてきます。歩き方というのは本当に大事です。
頑張ってやっていきましょう。
お風呂に入って筋肉をゆるめる
筋肉は温めてあげるとやわらかくなります。そのためにお風呂というのはとても効果的です。
シャワーだけでは筋肉は温まりません。しっかり湯船に浸かりましょう。
最低でも5分以上浸かりましょう。理想は10分〜15分です。
この時に太ももの筋肉を伸ばしてあげるともっと効果が出ます。
簡単なストレッチでいいので太ももやふくらはぎを伸ばしてあげて下さい。
まとめ
歩く時に足の付け根が痛いのは股関節の変形ではなく、筋肉の緊張が原因です。
なぜ筋肉が緊張するのかというと、普段の身体の使い方に問題があるためです。
歩き方だったり、姿勢だったりその人それぞれの原因があります。
また痛みをかばった歩き方は余計に筋肉を緊張させてしまうのでやめましょう。
痛みなく歩くための対処法は筋肉の緊張をゆるめるために、痛みをかばった歩き方をやめたり、お風呂に入って温めてあげて下さい。
そうすることにより痛みなく歩ける様になっていきます。
【追伸】京都で股関節の痛みで歩けなくてお困りのあなたへ
京都にある等持院駅前整体院には、股関節の痛みで悩んでおられる方が多数来院されます。
当院に来られる患者さんはこんな悩みを持たれていました
・整形外科に行っても股関節の痛みが治らない
・関節の変形があると痛みは治らないと思って諦めていた
・スクワットを頑張り過ぎて逆に痛みが悪化してきた
・変形を治せば痛みは消えると信じていたが、、痛みに変化がない
どこで治療を受けても全然良くならない
これからどうしたらいいんだろう。。
不安な顔で患者さんは来院されます。
「このまま股関節の痛みを抱えて生活をしていかないといけないんだろうか。。」
諦めなくて大丈夫です!
こんな状況の患者さんを救ってあげたいという思いで、私は経験と知識を積み上げてきました。
現在当院に通われている、股関節の痛みをお持ちの患者さんから
・ここに来て痛みなく歩ける様になった
・夜寝ている時の痛みがなくなった
・諦めていた旅行にも行けました
・手術をしなくて本当に良かったです
などの嬉しいお言葉を頂いています。
当院は快適な日常生活を取り戻すために精一杯治療させて頂きます。
股関節の痛みで悩んでおられる方は、一度当院までご相談下さい。