膝の痛みは温めるべきか冷やすべきか!?
今日は膝の痛みが出た場合は温めたほうがいいのか冷やしたほうがいいのかをお伝えしていきたいと思います。
膝の痛みは出た状況や痛みの種類によって対応が変わってきます。この対応を誤ってしまうと痛みが長引いてしまったり最悪の場合治らなくなってしまいます。
なので今日はこのブログを読んで頂きこういう場合はこうするんだという知識を持って頂ければと思います。
適切な対応が出来る様になりましょう。
今膝に痛みがある人は自分の状態に照らし合わせて読み進めていって下さい。
人の身体を温める意味と冷やす意味
人の身体を温める意味
本来人の身体を温める事にどんな意味があるのかをまずは考えていきましょう。温めることがいいというのはあなたもなんとなく知っておられると思いますがそこを詳しくわかってもらいます。
あなたの平均体温は何度でしょうか??ほとんどの人は35度から37度の範囲内だと思います。
人間の身体の体温というのは36度前後に保たれています。
これを恒常性の維持といって
人間の機能が一番しっかり機能するのが
この温度だと言われています。筋肉や内臓系の機能が一番活発に動きやすいということです。
身体を温めるとこの恒常性の機能をしっかり維持することを助けてくれます。
すなわち人が本来持っている力を発揮出来る様に助ける役割があります。
筋肉をしっかり使える様になるので膝の周りの筋肉もしっかり使える様になる訳です。筋肉がしっかりと働いてくれるので余計なストレスがかからなり筋肉が疲れにくくなります。
そしてもう一つ良い点としては温めると血液の流れが良くなります。身体の中の血の巡りが改善されて老廃物をどんどん流していってくれます。老廃物というのは流れずにたまっていくと筋肉をかたくしてしまう作用があります。疲れやすくもなってしまうのでたまっていない方が身体にとっては良い状態です。
筋肉がかたくならないということは身体に痛みが出にくいということです。
血液の流れが良くなるともう一つ良いことがあって代謝がよくなります。代謝が良くなるとエネルギーを消費する様になるので
ダイエット効果も見込めます。
身体を温める意味をまとめると
人間が本来持っている筋肉や内臓の機能を活発に働かせることが出来る。血液の流れが良くなるので身体の中に老廃物がたまりにくくなります。老廃物がたまらないということは結果的に筋肉がかたくなることを防止してくれます。
人の身体を冷やす意味
次に身体を冷やす意味をお伝えしていきます。
人の体温というのは上にも書きましたが一定に保たれています。基本的にはそうなのですが急激に体温が上がる時があります。
例えば
風邪を引いて熱が出た。
足を捻ってしまい足首を捻挫した。
転倒して身体を打ってしまった。
上に書いた三つの共通点はわかりますか??
それは身体が内部、もしくは外部からなにかしらの刺激を受けてしまい身体の免疫機能が働いています。
風邪の場合で言うと風邪のウイルス、捻挫や身体を打った時は外部からの衝撃によって身体になんらかのダメージを受けてしまったわけです。
この時に免疫機能が働き身体を治そうと頑張ってくれているのです。
膝の痛みに関してもこの場合と同じで関節や筋肉が頑張り過ぎて炎症を起こしていたとします。
その炎症を起こしている細胞をなんとか修復しようとして膝の周りの温度は上がっていくわけです。
しかし人間の身体というのは炎症が起きてしまうと痛みや重だるさを感じてしまいます。
なのでその時に冷やしてあげると炎症がおさまり免疫機能が頑張らなくてよくなるので痛みがなくなっていきます。
身体を冷やす意味としては炎症を抑えて感じている痛みをなくすためです。強い刺激を身体が受けた時は痛みも強く感じてしまうので冷やすことによって痛みがましになります。
膝の痛みがあり温めた方がいい場合
それではここからは膝の痛みがある場合温めるか冷やすかどちらの対処法をすればいいのかをシーン別にお伝えしていきます。
膝に違和感や重だるさを感じている時
今のところ膝に痛みは出ていないが膝に違和感や重だるさがある時というのがあると思います。
この時は温めて血液の流れを良くして違和感や重だるさを取り除きましょう。違和感や重だるさというのは血行不良により出ている場合が多々あります。まだ痛みが出ていない軽度の症状の時には温めるだけで違和感や重だるさがなくなる場合もありますし、膝の痛みを出さないためにも温めていきましょう。
膝に軽度の痛みがある時
膝に軽度の痛みがある時も温めていきましょう。膝に痛みが出る主な原因は筋肉にあります。筋肉になんらかの問題があって膝に痛みを出している場合が多い訳です。
筋肉というのは温めるとやわらかくなるという性質があります。
温めて血液の流れが良くなると筋肉は柔軟性が高まり伸縮性が出てきます。伸縮性が出てくると動きに柔軟性が出てくるので筋肉はどの方向にも動ける様になります。筋肉がやわらかくなり可動性が高まってくると痛みが和らいでくるのです。
膝の痛みが出ない予防のために
今は膝の痛みは無いが将来痛くなるんじゃないかとどこかで不安な方あなた。どんどん温めて膝の痛みが出ない様に予防していきましょう。膝の痛みで悩まれている方は本当に多いです。
温めるだけで膝の動きが良くなり疲れもたまりにくくなります。
その結果として痛みの予防につながる訳です。
膝の痛みがあり冷やした方がいい場合
次は冷やしたほうがいい場合をお伝えしていきましょう。基本的な考え方としては痛みが強い場合や炎症が起きている場合だと覚えておきましょう。
膝に我慢出来ない位の強い痛みがある場合
膝に我慢がきかないくらい強い痛みが出ているという事は関節や筋肉に炎症を起こしている可能性が高いです。
そういう時はまず強い痛みを少しでも抑えるために冷やしましょう。ある程度炎症を抑えられれば痛みは軽減していきます。
そして強い痛みがおさまりましになった後は温めて痛みを改善していけば問題ないです。
膝をぶつけたり捻ったりした場合
急激な外力が膝に加わり痛めてしまった場合も冷やしましょう。
急激な外力が加わった時は膝の周りの筋肉に炎症が広がっている可能性が高いです。
打撲や捻挫をして膝を痛めた時は冷やすことを優先して下さい。
炎症が広がり過ぎて我慢出来ない位強い痛みに変わらない様に対応していきましょう。
膝に熱感がある場合
膝を触って熱感がある場合も炎症が起きている可能性が高いです。長期間ずっと熱感が続いている時は原因がしっかりあります。
冷やすのももちろん大事ですが原因をしっかり取り除いてあげないとまたいつか知らない間に再発してしまいます。
熱感がある時は冷やして炎症を抑えることも大事ですが原因をしっかり把握する様に努めて下さい。
まとめ
今日は膝の痛みがある時に温めればいいのか冷やせばいいのかということを書きました。
鈍痛や重だるさ、違和感がある時は温めて血液の流れを良くしてあげる。
強い痛みや熱感がある時は冷やして炎症を抑えてあげる。
最低限これだけ覚えておいて頂ければ膝の痛みが急に起きても対処出来ると思います。
間違った対応をして逆に膝の痛みを悪化させない様にして下さいね。