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膝の痛みを薬で抑えることの危険性について。
今日は膝の痛みと薬の関係性についてお話していきたいと思います。
病院や整形外科を受診して膝の痛みを訴えると痛み止めの薬を処方されると思います。ここで疑問があります。
その薬は本当に飲んだ方が膝の痛みはなくなるんでしょうか。飲んだことで逆に悪化することはないんでしょうか。薬を飲むことのメリットとデメリットをしっかり考えてもらうきっかけになってもらえれば嬉しいです。
膝の痛みが強い方は痛み止めの薬を飲んでおられる方も多いんではないでしょうか。
薬は飲まない方がいいとは分かっていても
膝の痛みが強いためにどうしても飲んでしまう。。
薬を飲まないと痛みが強くて生活がままならない。痛みが気になって夜眠れない。もちろん薬を飲むこと自体を全て否定しているわけではありません。薬を飲むことのメリット・デメリットを把握して飲んで頂きたいのです。
薬を飲む事によるメリット・デメリット
メリット
薬を飲む事による一番のメリットはなんだかおわかりでしょうか??
膝の痛みが一時的にましになる事です。薬には鎮痛作用がある成分が含まれています。膝の痛みに関しては治すというより痛みを感じる神経を麻痺させている感じです。 痛みを感じる神経が身体には無数にありますがそれをブロックする事により脳は痛みを感じなくなります。
痛みがブロックされて一時的に感じなくなる事により日常生活を痛み無く快適に過ごせる様になります。
軽い膝の痛みなら薬を飲んでいるうちに自然と痛みが治っていたなんていうこともあるくらいです。
これは薬の作用によって治ったというよりは脳が痛みを忘れているうちに痛みの原因が自然におさまったというだけです。
薬を飲むことで一瞬でも痛みを忘れる事によって精神状態も安定して前向きになれる点もメリットかなと思います。
薬を飲む一番の目的は痛みを忘れさせる事です。痛みを忘れて日常生活を快適に過ごせる。精神的に安定する。この辺りだと思います。
デメリット
薬を飲む事による一番のデメリットは
痛みが消えてしまうので膝の痛みが治ったかの様に錯覚してしまう事です。
一見良いことの様に見えますが錯覚しているうちに痛みは本当は悪化していたということがよくあります。
膝の痛みに関しては薬で痛みの原因を取り除く事は出来ません。一時的に神経をブロックして痛みを感じさせなくしているだけです。
そこだけはしっかりと理解していなければいけません。
薬を飲む事によって痛みを感じないからといっていつも通りに膝を動かしてしまうとどうなるでしょうか??
薬の効果が切れた瞬間!痛みが元より強くなっている事だってあるわけです。。
薬というのは膝の痛みを一時的に抑えるだけであって膝の痛みを治してくれるわけでは無いという事をしっかりと覚えておいて下さい。
薬の上手な飲み方
次に薬を飲むタイミングというのがあります。あなたが薬を飲むタイミングというのはいつでしょう??
膝の痛みを感じた時でしょうか??膝に痛みを感じる前から飲まれますか??
普段は我慢しているけど膝の痛みがかなり強くなってからでしょうか??
痛みが無い時でも予防のために飲まれるでしょうか??
薬を飲むタイミングの正解は膝の痛みがかなり強くなった時です。一時的にどうしても痛みを抑えなければやってられない。そんな時に飲むものです。
痛みを少し感じた時や予防的に飲む事はやめましょう。
なぜなら薬を飲み過ぎてしまうと耐性というものが出来てしまいます。耐性が出来てしまうと厄介で簡単にいうと薬が効かなくなってしまうわけです。
普段から膝の痛み止めの薬を飲み慣れていると膝の痛みが本当にきつくなってどうしようもない時に効果が出にくくなってしまう訳です。
なので薬はどうしても痛みが我慢出来なくなった時にだけ飲む様にしましょう。常時薬を飲むという習慣はやめて下さいね。
薬を飲まずに痛みを抑える方法
出来る限り薬に頼らず膝の痛みを治すためにはまずは膝の周りの筋肉をゆるめてあげることがとても重要になってきます。
それは膝の痛みの原因が筋肉にある場合がほとんどだからです。
お風呂の中でマッサージをして筋肉を緩めてあげたり。
お風呂上がりにストレッチをして筋肉を伸ばしてあげるのもいいでしょう。
膝に負担がかからない範囲でウォーキング等の運動をして膝の周りの筋肉がかたまらない様に適度に動かしてあげるのもおすすめです。
我慢出来ないくらい痛みが強い日は薬を飲んで安静に過ごす。
痛みがましな日はマッサージやストレッチ、軽い運動を取り入れて膝の痛みの本当の原因である筋肉のかたさを取り除く。
薬に出来る限り頼らず自らの力で考えて行動を起こし膝の痛みを解決する事がとても重要な訳です。
誰しもが出来るなら薬に頼らず痛みを取り除きたいと思われていると思います。しかしお医者さんの指示や自らの意志で薬に頼る訳です。
薬に頼らないという自分の意思を持つ事の大切さ
現代は様々な薬が発明されて巷には溢れかえっています。
現代人はすぐに薬の力に頼り痛みを取り除こうとします。たしかにその気持ちはよくわかります。我慢出来ない時もありますから。
けれど痛みの原因も考えないままその場限りの治療をしてはまたいつかその痛みを繰り返します。
そしてそれを繰り返してしまう訳です。悪循環ですよね。そんな悪循環を繰り返すのはもう今日で終わりにしましょう。
人間には免疫力というものがあり自分の力で自分の身体を治す力が身体の中に眠っています。その免疫力を存分に発揮させてあげて下さい。
絶対に薬を飲むなとは言いませんがこのブログを読んでくれているあなたには薬に頼り過ぎないという明確な意思を持って
膝の痛みを治していってもらえればと思います。
膝の痛みを薬で抑えることの危険性
薬で痛みを抑え過ぎたらいざ我慢出来ないくらいの強い痛みが出た時に効かなくなります。
そして薬ではその痛みの本当の原因を治すことなく一時的な治療になってしまいます。それではまた痛みを繰り返しますよね。いつになったら根本的に治るんですか??
一生無理ですよね。
膝の痛みを本気で治したかったら本気で痛みと向き合って下さい。原因を徹底的に探してそこを治さない限り明るい未来は見えてきません。
まとめ
膝の痛みは薬によって治るのではなく一時的に痛みがブロックされている状態である。
決して痛みの原因が取り除かれる訳ではない。
そこをしっかりと意識しましょう。それだけでもその痛みは改善へと向かっていきます。
大事なのは痛みの原因をしっかりと見つけてその原因を取り除く。シンプルにそれだけです。薬ではそこを取り除けません。
どうしようもないくらいに痛みが強い時は薬を飲んでもらってもかまいません。
薬は膝の痛みを治すものでは無く膝の痛みを一時的に抑えるもの。
そこだけ理解して頂ければ嬉しいです。