膝を伸ばそうとすると痛みが出る原因
膝を伸ばそうとすると痛みが出る。このブログを読んでくれているあなたはそんな経験がないでしょうか??
そしてもう一つ!膝を伸ばそうとしてもどう頑張ってもそれ以上曲がらない(ロッキング)
こんな症状があるあなたは要注意です。放っておくと痛みが強くなる場合もありますし膝を伸ばしたくても最後まで伸びなくなるかもしれませんよ。
膝を伸ばす時に痛みが出る原因
1、筋肉の問題
2、半月板の問題
大きくわけるとこの二つになります。
今からそれぞれの問題についてお話していきます。
筋肉の問題
膝を伸ばす時に使う筋肉というのは大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前側の筋肉です。太ももを触った時に感じられる大きい筋肉です。
大腿四頭筋はその名前の通り大腿直筋・内側広筋・中間広筋・外側広筋と呼ばれる四つの筋肉から成り立っています。
筋肉の作用としては膝を曲げる時(膝関節の伸展)に働きます。
この筋肉になんらかの原因で損傷やかたさがあると膝を伸ばそうと思っても伸ばせません。
例えば筋肉に傷があるとします。その筋肉の両端を持って伸ばしていくとある限界を超えるとその傷がどんどん広がっていくのが想像出来ますか??それと同じことが身体の中で起こっている訳です。痛いに決まっていますよね。
大腿四頭筋を損傷する時は
ほとんどが筋肉の使い過ぎによるものです。急に筋肉に大きな負荷がかかった時も痛めてしまいます。
もう一つの原因としては加齢による筋肉の硬化です。
歩き過ぎた場合やスポーツで走り過ぎた
場合、スポーツをしている時に急激な負荷が太ももにかかった場合等に筋肉を損傷しています。
加齢による筋肉の硬化
人というのは年齢と共に筋肉の柔軟性が失われていきます。筋肉を伸ばそうとしても伸びなくなってしまう訳です。
20〜30代をピークに筋肉の柔軟性は失われていく訳です。
筋肉の使い過ぎや筋肉の硬化を予防するには日頃のケアがとても大事になってきます。
特に今日は足を使ったなという日は意識して太ももの前側の筋肉のケアをしてあげましょう。
具体的なケア方法は筋肉を伸ばしてあげることです。
太もものストレッチがとても有効になってきます。
お風呂の中やお風呂上がりにすると効果も出やすいですよ。
立ってやるもよし座ってやるもよしご自分でやりやすい方法でやって下さいね。
半月板の損傷
膝関節の半月板は内側と外側に
存在しています。
半月板の役割は膝の関節を曲げる時に
スムーズに曲がる様にサポートしてくれています。
膝を繰り返し使い過ぎた場合や加齢の影響で半月板が損傷したとします。
半月板が損傷して破片が膝の関節内に
遊離した場合その破片が
関節の中で引っかかってしまうことがあります。
破片ががちっと引っかかってしまうと膝の関節が伸ばせなくなってしまいます。
これをロッキング現象と呼びます。
ロッキング現象が起こった場合の対処法
この時に絶対にやってはいけない事が
あります。
無理に膝を伸ばしてしまう事です。
その時無理に伸ばさずに膝を曲げた状態で安静にして下さい。少し時間が経ったらゆっくりと伸ばしていきましょう。
根本的に治療しようと思えば病院や整形外科で手術が必要になってきますが、手術をしなくても症状を出なくする様にする事は可能ですので安心して下さいね。
その方法としては膝周りのかたい筋肉をやわらかくして関節にかかる負担を減らしてあげます。半月板を損傷していても痛みなく膝の曲げ伸ばしが出来る様になります。
膝の痛みで膝が伸ばせない場合の対処法
基本的に無理に伸ばさない。
そして安静にした後にゆっくりと伸ばしてあげる。この時に筋肉をさすってあげたり揺らしてあげると伸びやすくなりますよ。
膝の痛みで膝が伸ばせないことを予防するに一番大事なことは大腿四頭筋の過度な緊張を取ることです。
そのためには普段から意識して膝の曲げ伸ばしのストレッチを行う。
基本的な考え方として大事なのは筋肉をやわらかくして膝を曲げ伸ばし出来る様にする。
筋肉に柔軟性を持たせてあげて膝を伸ばす時にストレスなく動けるようにしてあげましょう。
もし膝を伸ばす時に我慢出来ない程の激痛を伴う時は半月板の損傷が疑われます。
病院や整形外科で一度MRI撮影をしてみて下さい。半月板の損傷具合が強い場合は手術適応になる場合もあります。
まとめ
膝を伸ばそうとして痛みが出る時は
筋肉の問題か半月板の問題です。
感じる痛みの種類が筋肉を無理やり伸ばそうとしているための痛みなのか、関節の中で何かが引っかかっているための痛みなのかで全く違うものになってきます。
筋肉の緊張によるものなのか半月板の損傷なのかしっかり判断することも重要になってきます。
ストレッチなどをして筋肉のかたさを取っても痛みが軽減しない場合は半月板の損傷の可能性があります。その時は病院や整形外科を受診しましょう。