「膝の痛みがあってレントゲン撮影をしても骨に異常が見つかりませんでした、、この痛みの原因は何でしょうか??」
膝の痛みを持っている患者さんからこの質問を幾度となくされました。
ほとんどの方は骨に異常があって痛みが出ていると思っておられますが実際は違います。
あなたの膝の痛みの真犯人を今日はお伝えしていきたいと思います。
この記事の目次
レントゲンには映らない膝の痛みの原因とは!?
レントゲンを撮影して骨に異常がなかった時、病院の先生はきっとこう言われます。
「骨に異常はないし単なる疲労でしょう。」
こんなことを言われて痛み止めや湿布を出された経験がある方も多いんじゃないでしょうか。
骨に異常がないのになぜあなたの膝の痛みが起こっているのか先生は教えてくれましたか!?
きっと聞いてもはぐらかされるだけだと思いますが。。
先生自身原因が分からないから教えたくても教えられないんです。
でもあなたも骨に異常がないのに膝の痛みがあるとなったら、何が原因か迷ってしまいますよね。
今日はその原因をお伝えします。
あなたの痛みは以下に当てはまりませんか
朝の動き出しが痛い
安静にしていると痛みはまし
歩き始めは痛いが歩いていると段々とましになる
お風呂に入るとましになる
日によって調子が変わってくる
もし上の症状に当てはまるなら
レントゲンに映らないあなたの膝の痛みの原因は筋肉の緊張にあります。
その理由として
・膝の痛みの90%の原因は筋肉の緊張にあること
・上に挙げた項目は筋肉の性質に一致していること
・筋肉の緊張はレントゲンに映らないこと
この3つが挙げられます。そもそも骨に異常がないなら残る痛みの原因は筋肉の緊張しかありません。
膝の痛みを抱えている患者さんの多くは、骨や関節になにかしらの問題があってそれが膝の痛みにつながっていると思い込んでおられます。
それが世間でよく言われていることなので信じてしまう気持ちも分かります、、
しかし実はその痛みを引き起こしているのは、骨ではなく筋肉の緊張です。
次はなぜ筋肉の緊張が痛みにつながるのかを説明していきたいと思います。
筋肉の緊張がなぜ膝の痛みに繋がるのか
膝の痛みが筋肉の緊張から起こるというのはなぜなのか??そこを詳しくお伝えしていきます。
膝の痛みはこうして起こっています。
日常生活での膝にかかる長年のストレスによりかたく緊張してしまった筋肉を無理やり伸ばそうとすると筋肉が微少な断裂を起こしてしまいます。
断裂は炎症を引き起こし、炎症は痛みを引き起こします。
膝にかかる長年のストレスの例を挙げると、
いつも猫背や反り腰の状態で歩いている
片足に重心をかけるクセがある
ガニ股や内股でいつも歩いてしまっている
こうした動作の繰り返しで膝周りの筋肉は緊張していきます。
筋肉が緊張した状態というのがあまり想像しにくいかもしれないので説明していきます。
緊張状態とはピーンと張り詰めた状態です。ロープがピンピンに伸ばされた状態を想像して下さい。
もう限界まで伸ばされた筋肉とゆとりのあるやわらかい筋肉。
どちらが痛めやすいと思いますか??
もう答えは出ていますね。
かたい筋肉=緊張した状態で伸びない
やわらかい筋肉=柔軟性があり伸びやすい
緊張状態で限界まで伸ばされた筋肉は少しの動きで筋肉の線維が断裂して痛みに変わります。断裂といっても極僅かな自分では気づかないレベルのものです。
日頃の生活の中で歩いたり立ち上がったりする時は筋肉の働きによりその動きが出来ています。
その動きを繰り返す度、かたい筋肉を無理やり伸ばしたり捻った状態になるので限界を超えると筋肉の微小断裂が起きてそこに炎症が起こり痛みに変わります。
これが筋肉の緊張が膝の痛みに繋がる理由です。
膝周りの筋肉が緊張する3つの原因
それではなぜ膝の周りの筋肉が緊張してしまうのでしょうか。そのメカニズムを説明していきます。
その原因は大きく分けて3つあります。1つずつ説明していきたいと思います。
筋肉の使い過ぎ
スポーツやウォーキング、ランニング等で足の筋肉を酷使してしまうと疲労物質が溜まっていきどんどん筋肉をかたく緊張させてしまいます。
人によって疲労物質の溜まる時間はまちまちですが、筋肉をかためる性質があることを覚えておいて下さい。
足の変形や歩き方による筋肉の緊張
O脚やX脚、ガニ股や内股になると膝にかかる重心がみだれます。
O脚やガニ股は膝の内側に、X脚や内股は膝の外側にばかり重心がかかり内側や外側ばかりの筋肉の緊張につながってしまいます。
足の形や歩き方はその人それぞれのクセが強くなかなか治らないために、膝の痛みが長引く方もよく見られます。
膝の痛みをかばう動作
痛みを感じなくするために膝を動かさない様にしたり、ゆっくり歩いたりする動作。
一見痛みを改善の方向に向かわせてくれそうですが、実際は違います。
なぜかというとその時筋肉をかためて緊張させてしまっているからです。
膝の痛みが出るのが怖いので無意識に足に力を入れて動いたり、歩いてしまったりしています。
膝周りの筋肉の緊張の解消法
膝周りの筋肉が緊張する3つの原因を挙げましたが、次はその原因を解消する方法をお伝えしていきます。
理由その①筋肉の使い過ぎに関しては
マッサージやストレッチが有効です。安静にしてしっかり睡眠を取ることも大事です。
理由その②変形や歩き方に関しては
膝小僧とつま先が同じ方向に向く様に歩いて下さい。過度に外に向いたり内に向いたりするのはダメです。
正しい歩行は足まわりの筋肉の緊張を和らげます。
理由その③膝の痛みをかばう動作に関しては
簡単に言うと痛みが少し出てもいいので痛みがない時と同じ身体の使い方をすることです。
痛みをかばう動作は筋肉の緊張に繋がりますが、かばわなければ緊張は自然と改善されていきます。
かばう動きの中でも特に意識して欲しいのが歩き方です。
歩き方は次のポイントを意識して下さい。
姿勢を曲げ過ぎたり、反らし過ぎたりしない
歩幅は広くする
目線はしっかり前を向いて
手を大きく振って歩く
足をしっかり上げる
まとめ
レントゲンを撮影して骨に異常がないのに膝の痛みを感じるのは筋肉が緊張しているからです。
緊張してかたくなった筋肉を無理やり伸ばすと筋肉の線維が傷つき痛みに変わります。
レントゲンには筋肉の緊張は映りません。なので画像診断しかしない整形外科では正しい対処が出来ないのです。
そもそも膝の痛みの90%は筋肉に問題があって起こっています。
筋肉を緊張させる原因は
・筋肉の疲労
・足の変形や歩き方
・痛みをかばう動き
この3つに問題があることにより膝周りの筋肉は緊張してしまいます、痛みを治すためにはこの3つを正しく改善する必要があります。
【追伸】骨に異常はないが膝の痛みでお困りのあなたへ
京都にある等持院駅前整体院には、膝の痛みで悩んでおられる方が多数来院されます。
レントゲンを撮影しても骨に異常がない
自分の膝の痛みの原因が分からない
骨に異常がないのに膝の痛みがあることに疑問を持っている
一つでも当てはまるものがあればあなたの役に立てるかもしれません。
自分の出来ることを頑張っているのに良くならないのは、頑張り方や順番が間違っているからです。
頑張り方や順番が合っていれば間違いなく症状は改善します。
「このまま膝の痛みを抱えたままこれからも登山をしていくのか、、」
それでいいんですか??
良い訳はないですよね。
現在、等持院駅前整体院に通われている患者さんからは
本当の膝の痛みの原因が分かりました
手術をしなくて済みました
筋肉の緊張が取れたら痛みがなくなりました
など嬉しい言葉を頂いています。
病院でレントゲン撮影をしても、全く骨には異常がなくどうしたらいいのか途方に暮れている方もおられます。
当院は筋肉の緊張による膝の痛みの治療に関して自信があります。
一度治療を受けてみて下さい。
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